VRでアニメを作れる!PlayAniMakerの紹介

みなさん、アニメは好きですか?

私は好きです。


なんとなんと!! 

PlayAniMakerを使うと、

VRでアニメが! 

簡単に作れてしまうんです!


■そもそもアニメってなに?

皆さんが一番よく目にしてるのは

TVやネットで配信されている、「商業アニメ番組」かと思います。

絵が、まるで”生きているかのよう”に演技をし、動き、感動する・・・。

が、ちょっと待ってください。

アニメ番組で描かれる絵は、1分で480枚も必要と言われています(8fpsの場合)

アニメ番組作りには膨大なコストがかかります。


ちゃんとキャラクターに演技をさせる場合、とてもつらい!

キャラクターを動かしたいだけで絵を描きたいわけじゃない

という人もいます。


その願いを叶えるため、

3DCGアニメーションという手法が登場しました。

ディズニーやPIXARがやってるアレですね!



本日紹介するツールは、

3DCGアニメーションを超直感的かつ簡単に作れるんです!!




VR機器(Oculus Rift / Oculus Rift S)限定のツールですので、

「興味があるけど、これのためだけに数万する機械を買うのはちょっと・・・」

という方はアストネスでのレンタルをオススメします!!!

特に、VIVEユーザーの方は、VR操作への慣れも早いでしょうし、

合わなかった時に部屋に無駄な置物を増やさなくてすみます! オススメです! 

 

指の動きが直感的なTouchコントローラーに感動しよう!!

VR機器、レンタルするならアストネス!

ピックアップ商品 Oculus Rift S

注意事項をよく読んでレンタルしてみてくださいっ!

■PlayAniMaker でできること

(以下、MuRoさんのFANBOX(月500円)から引用)


PlayAniMaker : BETA Trailer(FANBOX引用元の投稿

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- 機能紹介 -

■フィギュアモード

・VR空間でフィギュアを動かしてアニメーションが作れます

■アバターモード

・自分がキャラクターとなり動かすことができます

■システム機能

・キャラクターモデル読み込み(VRM形式モデル)

・2D画像読み込み(Png形式画像)

・3Dモデル読み込み(Glb形式モデル)

・背景に合わせた自動カラー補正

・風機能

・グリーンバック

・スクリーンショット

※PlayAniMakerはVR機器(Oculus Rift)を使用する前提で開発を進めています。

支援者限定で先行アクセスできます↓

(個人、企業どちらでもOKです。作成した映像等は制作者様が自由にお使いください。)

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一言で言うと、

「PCの中に入ってキャラクターを動かせるよ!」

「人形みたいに動かせるよ!」

「物も背景も置けるよ!」

ということです。


昔からあるアバターモードやシステム機能については、Mitchie Mさんが記事を書いています。

(2年前の記事ですので、進化した機能や消えた機能がありますが、操作感は同じです)


PlayAniMakerがバージョンアップ!自動カラー補正機能がすごい!!

https://mitchie-m.com/blog/vr/playanimaker-0830/


PlayAniMakerの操作方法を解説(基本画面編)【1ページ目】

https://mitchie-m.com/blog/vr/playanimaker-manual-p1/


PlayAniMakerの操作方法を解説(コントローラー編)【3ページ目】

https://mitchie-m.com/blog/vr/playanimaker-manual-p3/



この記事では2020年8月に追加された「アニメーション機能」について解説いたします。


実際に使ってみた!!

 

凄い!!


約1週間のレンタル期間だけで、こんなに簡単にアニメーションが作れる!

PVでちょっとしたアニメーションを使いたい・・・

そんな時に効果的な映像が作れてしまう!


オススメの制作フローは

1:8fps

2:最初と最後のポーズ作成

3:間のポーズをバーで動かしながら作る です!


な、なんて簡単なんだ・・・!!


■これだけ覚えればOK! アニメーション画面の基本説明

まずは基準となるフレーム(原画フレーム)を作成していきます。

ポーズ付けはつかんで動かすだけ!最高!

 

  • REC機能:現在のポーズを最終フレームに追加する

  • RE-REC機能:現在のポーズを現在のフレームに追加する(上書き)



  • ADD機能:現在のポーズを最終フレームに追加する


あとはDELETE:現在フレームの削除 です。

上記の機能をふまえて詳細な手順を書くと、


1.両手で動かしてポーズをつける

2.REC機能で、「初めのポーズ」と「終わりのポーズ」を追加する

3.間違ったポーズはRE-REC機能で上書き修正、またはDELETE機能で削除

4.間にポーズを追加したい場合はADD機能で割り込ませる


になります。

「原画を作って動画を割る」はアニメ制作の基礎なので手描きアニメでも、他のツールでも通用する手法!


作ったアニメは左側の「SAVE」でセーブしましょう。

もう一度SAVEすると上書き保存してしまうので、

どうしても上書きしたくない場合はドキュメント/PlayAniMaker/Saveの中にあるデータを退避させましょう。


■目玉機能「Between Frames」

さて、PlayAniMakerには他のツールには存在しない「VRならではの機能」があります。

それがこの「Between Frames」


制作者さんの映像です。

図解をすると、こうです。

バーを動かしながらADD機能を使える・・・


つまり、「ポーズとポーズの間を埋める絵を作る」事が

とっても簡単になるんです!



■なぜ、このバーがすごいのか?

それは「生き生きと動かしやすくなる」が理由です!


この左の線と玉は一種の慣性を表しています。

(二重丸が原画、小さい赤い丸が中割り、動いた結果原画より先まで動いたやつが青丸)

同じ速度で動かし続けるより

最初や最後に緩急をつけると、元気な動きになります。

「イージング」「タメ」「ツメ」とも呼ばれている小技です!


バーのスライドを使うと、緩急を直感的につけることができるのです。

すばらしい!!


■終わりに

いかがでしたか?

とても簡単そうですね!

ここからは余談になりますが、

非VRで3Dキャラクターを動かすのはかなり難しい、

特殊技能なのではないか、という実感があります。


なぜなら・・・

3Dは「縦、横、奥行き」で動かさなきゃいけないのに、

マウスは「縦と横」しかないからです! 

一度の操作で狙った位置に動かすのは至難の業!!


もちろん、操作システムの工夫で扱いやすくする工夫はされています。

しかし、「二次元で三次元を操作する」より「三次元で三次元を操作する」の方が

圧倒的に直感的なんですね。


三次元で三次元を操作する・・・

「それなら、現実の人形を動かして反映させればいいのでは?」

とセンサー仕込み人形「QUMARION」が約10万円で発売されたこともありました。


PlayAniMakerに近い発想ですね。

残念ながら今は販売停止+SDK公開停止・・・。


それを思えば「PCの中に入り、VRで人形を動かし、それをそのままアニメにできる

ツールは、アニメを作りたい人間が待ち望んだ、神ツールと言ってもいいでしょう!

自分はそう思っています。


注意する点があるとすれば、

・MuRoさんのFANBOX(月500円)に入る必要があること

・現在β版なのでバグや発展の余地があること

・読み込めないVRMがあること(Vroidが安定しててオススメです)

・遊ぶために開発者モードにする必要があること

・データを保存する時は上書きになるので、どうしても上書きせず残したい場合は、フォルダにアクセスしてコピーバックアップすること

くらいでしょうか。


機材を買ってから「思ってたのと違うな~」となると悲しいので、レンタルをオススメしています!

かくいう自分もアストネスさんでレンタルをし、隅から隅まで使い倒しました!


アストネスでOculus Rift Sをレンタルして、アニメ作り、初めてみませんか?

みなさんの挑戦、応援しております!!

筆者紹介

カツサダ(サークル・カツサダ所属)
ゲーム制作歴:4年(受賞・企業案件経験あり)
VR・フルトラッキング・3DCG歴:1年

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ゲーム制作から動画作り、3DCG作成・デザイン・記事執筆まで幅広く活動をしている、野生のクリエイター。

3DCGを学び、自分の作ったキャラクターを動かしたい一心でVR機器を買い、フルトラッキングになりました。フルトラッキングにより、作品を良く見せたいモチベーションが高まった結果Unityでの撮影環境の整備、adobe関連製品の技術を習得する事に。

VR関係は他の分野から挑戦しに来た人が沢山いらっしゃるので、仲良くなった人から学びも得る事が多いです。VR最高!